Power BI Desktop には、障碍を持つユーザーがより簡単に Power BI Desktop レポートを使用したり対話したりする機能が用意されています。 これらは、レポートでキーボードやスクリーンリーダーを使用したり、ページ上のさまざまなオブジェクトにフォーカスをタブ移動したり、マーカーを使用して気の利いた視覚化を実行するための機能です。

アクセシビリティ向上のための線および面グラフでのさまざまなマーカーの使用

注: これらのアクセシビリティ機能は、2017 年 6 月の Power BI Desktop 以降のリリースで利用できます。 また、今後のリリースでさらにアクセシビリティ機能が追加される計画です。

キーボードまたはスクリーン リーダーでの Power BI Desktop レポートの使用

2017 年 9 月リリースの Power BI Desktop より、? キーを押すと、 Power BI Desktop で利用できるアクセシビリティ キーボード ショートカットについて説明するウィンドウが開くようになりました。

Power BI Desktop の ? キーを押し、 アクセシビリティ キーボード ショートカットを表示する

アクセシビリティ機能の強化により、次の方法で Power BI Desktop のレポートを、キーボードまたはスクリーン リーダーで使用できるようになりました。

Ctrl + F6 キーを使用して、特定のレポート ページ上のレポート ページ タブまたはオブジェクトのフォーカスを切り替えることが可能です。

  • フォーカスがレポート ページ タブ*上にある場合、*Tab または矢印*キーを使用して、1 つのレポート ページから次のレポート ページへフォーカスを移動します。 レポート ページのタイトルおよびそれが現在選択されているかどうかがスクリーン リーダーによって読み上げられます。 現在フォーカスがあたっているレポート ページを読み込むには、*Enter キーまたはスペース キーを使用します。

  • フォーカスが読み込まれているレポート ページ*にある場合、*Tab キーを使用してページのすべてのテキスト ボックス、画像、図形、およびグラフなどの各オブジェクトにフォーカスを移動します。 スクリーン リーダーによってオブジェクトの種類とその作成者が提供するオブジェクトの説明が読み上げられます。

Alt+Shift+F10 を押すと、ビジュアル メニューにフォーカスを移動できます。

Alt+Shift+F11 を押すと、[データの確認] ウィンドウがアクセシビリティ バージョンで表示されます。

Power BI Desktop で Alt+Shift+F11 を押し、ビジュアルに対して [データの確認] ウィンドウをアクセシビリティ バージョンで表示する

このような追加アクセシビリティは、スクリーン リーダーとキーボード ナビゲーションで Power BI Desktop レポートを十分に活用してもらうために開発されました。

アクセスしやすいレポートを作成するためのヒント

次のヒントを使用すると、よりアクセスしやすい Power BI Desktop レポートを作成できます。

  • [線][面][複合][散布][バブル] の各ビジュアルでは、マーカーをオンにし、線ごとに異なる [マーカーの図形] を使用できます。

    • [マーカー] をオンにするには、[視覚エフェクト] ウィンドウで [書式] セクションを選択し、[図形] セクションを展開して、スクロール ダウンして [マーカー] トグルを探し、それを [オン] にします。
    • 次に、各線の名前 (または [領域] グラフを使用している場合は領域) をその [図形] セクションのドロップダウン ボックスから選択します。 ドロップダウン リストの下では、選択した線に使用されるマーカーの形状、色、サイズなどの多くの側面を調整できます。

    アクセシビリティ向上のための線および面グラフでのさまざまなマーカーの使用 - 各線に別の*マーカーの図形*を使用すると、レポートの使用者は個々の線 (または領域) を区別するのが容易になります。

  • 前の項目に加えて、色を使って情報を伝達してはいけません。 線上の図形 (前の項目で説明したマーカー) を使うことをお勧めします。

  • テーマ ギャラリーからコントラストの高い、色覚に障碍があるユーザーにとって見やすい*テーマ*を選択し、[テーマ] プレビュー機能を使用してそれをインポートします。

  • レポートのすべてのオブジェクトに、[代替テキスト] を用意します。 これを行うと、レポートのコンシューマーは、ビジュアル、画像、図形またはテキストボックスを見ることができなくても、ビジュアルが何を伝えるものであるか理解できるようになります。 Power BI Desktop レポートのすべてのオブジェクトには、(ビジュアルや図形などの) オブジェクトを選択して、[視覚エフェクト] ウィンドウで [書式] セクションを選択し、[全般] を展開し、一番下までスクロールし、[代替テキスト] テキスト ボックスに入力を行い、*代替テキスト*を入力することができます。

    レポートのすべてのオブジェクトには、[視覚エフェクト]、[形式]、[全般]、[代替テキスト ボックス] から代替テキストを追加できます。

  • レポートのテキストと背景色の間に十分なコントラストがあることを確認します。

  • 読みやすいテキストのサイズとフォントを使います。 小さいテキスト サイズや読みにくいフォントは、アクセシビリティを損ないます。

  • すべてのビジュアルにタイトル、軸ラベル、データ ラベルを含めます。

考慮事項と制限事項

アクセシビリティ機能には、次の一覧に示すように既知の問題と制限があります。

  • 埋め込みレポートを含む Power BI サービスで表示されるレポートでは、JAWS のみがサポートされています。 Power BI Desktop チームは、Power BI Desktop で表示されるレポートでも使用できるように取り組んでいます。

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