Power BI Desktop のバーコード フィールドにタグを付ける

Power BI Desktop で列のデータを分類し、Power BI Desktop がレポートの表示での値の処理方法を認識できるようにすることができます。 列をバーコードとして分類することもできます。 その後、組織内のユーザーが iOS デバイスまたは Android デバイスで Power BI モバイル アプリを使用して製品のバーコードをスキャンできるようにすることができます。 このバーコードを使用すると、バーコードを含むレポートを表示できます。 レポートを開くと、そのバーコードに関連するデータに自動的にフィルターが適用されます。

バーコード データを分類する

バーコードを含むレポートがあるとします。

  1. Power BI Desktop で、データ ビューに切り替えます。

  2. バーコード データを含む列を選択します。 サポートされているバーコード形式の一覧については、次のセクションを参照してください。

  3. [列ツール] タブで、[データ カテゴリ]>[バーコード] を選択します。

    Screenshot of Power BI Desktop showing the Column tools tab in Data view. The Data category dropdown is selected, and Barcode is highlighted.

    警告

    レポート内のすべてのデータ テーブルにわたる複数の列を バーコードとして分類しないでください。 モバイル アプリでは、すべてのレポート データ テーブルにわたるバーコード列が 1 つしかないレポートに対してのみ、バーコード フィルター処理がサポートされます。 レポートに複数のバーコード列がある場合、フィルター処理は行われません。

  4. レポート ビューで、バーコードによってフィルター処理するビジュアルにバーコード フィールドを追加します。

  5. レポートを保存して、Power BI サービスに発行します。

これで、iOS デバイスおよび Android デバイス用の Power BI アプリでスキャナーを開くと、バーコードをスキャンできます。 その後、バーコードを含むレポートの一覧にこのレポートが表示されます。 レポートを開くと、スキャンした製品のバーコードによって表示がフィルター処理されます。

サポートされるバーコード形式

Power BI レポートでタグを付けることができる場合は、Power BI で次のバーコード形式が認識されます。

  • UPCECode
  • Code39Code
  • A39Mod43Code
  • EAN13Code
  • EAN8Code
  • 93Code
  • 128Code
  • PDF417Code
  • Interleaved2of5Code
  • ITF14Code