Power BI Desktop の 2016 年 10 月のリリースと、Power BI サービスでは、R の知識がなく、R スクリプトを作成しなくても、R を利用したカスタム ビジュアルを作成できます。 これにより、自分で R を学習したりプログラミングを実行したりしなくても、R ビジュアルの分析や視覚機能に加え、R スクリプトを活用できます。

R を利用したカスタム ビジュアルを使用するには、まず、使用したい R カスタム ビジュアルを、Power BI カスタム ビジュアル ギャラリーの [R-powered visuals (R を利用したビジュアル)] セクションで選択してダウンロードします。

以下のセクションでは、R を利用したビジュアルを Power BI Desktop で選択して読み込み、使用する方法について説明します。

R カスタム ビジュアルの使用

R を利用したカスタム ビジュアルを使用するには、各ビジュアルをカスタム ビジュアル ライブラリからダウンロードする必要があります。その後、このビジュアルは、Power BI Desktop で他の種類のビジュアルと同様に使用できます。 この手順を以下に示します。

  1. http://app.powerbi.com/visuals にあるカスタム ビジュアル ライブラリに移動します。 ページの上部近くにある "R-powered visuals (R を利用したビジュアル)" リンクをクリックします。

  2. ギャラリーから、使用したい R を利用したビジュアルを選択します。 詳細を表示するダイアログが表示されます。 [Download Visual (ビジュアルのダウンロード)] を選択してダウンロードします。

    注: Power BI Desktop で作成している場合は、ローカル コンピューターに R をインストールしておく必要があります。 ただし、ユーザーが R を利用したビジュアルを Power BI サービスに表示したい場合は、R をローカルにインストールしておく必要は "ありません"。

    R を利用したカスタム ビジュアルを Power BI サービスで使用するために R をインストールする必要はありませんが、Power BI Desktop で使用する場合は、ローカル コンピューターに R をインストールする "必要があります"。 R は、次の場所からダウンロードできます。

  3. ビジュアルがダウンロードされたら (ブラウザーから任意のファイルをダウンロードするのと似ています)、Power BI Desktop に移動し、[視覚化] ウィンドウの省略記号 ([...]) を右クリックして、[カスタム ビジュアルのインポート] を選択します。

  4. 次の図に示すように、カスタム ビジュアルのインポートに関する警告が表示されます。

  5. ビジュアル ファイルが保存された場所に移動し、そのファイルを選択します。 Power BI Desktop のカスタム ビジュアルの拡張子は .pbiviz です。

  6. Power BI Desktop に戻ると、[視覚化] ウィンドウに新しいビジュアルの種類が表示されます。

  7. 新しいビジュアルをインストールする (または、R を利用したカスタム ビジュアルを含むレポートを開く) と、Power BI Desktop によって、必要な R パッケージがインストールされます。

そこから、その他の Power BI Desktop ビジュアルと同様に、ビジュアルにデータを追加できます。 完了すると、完成したビジュアルがキャンバスに表示されます。 次のビジュアルでは、R を利用したビジュアル "予測" が、国連 (UN) の出生率予測 (左側のビジュアル) と共に使用されています。

他の Power BI Desktop ビジュアルと同様、その R を利用したビジュアルを含むこのレポートを Power BI サービスに発行し、他のユーザーと共有することができます。

新しいビジュアルは常時追加されるため、R を利用したカスタム ビジュアルのライブラリをこまめに確認してください。

R を利用したカスタム ビジュアルの投稿

レポートに使用するために独自の R ビジュアルを作成した場合は、そのカスタム ビジュアルをカスタム ビジュアル ギャラリーに投稿することで、世界中に公開できます。 投稿は GitHub を通じて行われるため、その処理については次の場所で説明されています。

R を利用したカスタム ビジュアルのトラブルシューティング

R を利用したカスタム ビジュアルには、ビジュアルが適切に機能するために満たす必要のある特定の依存関係があります。 R を利用したカスタム ビジュアルの実行や読み込みが正常に行われないときは、通常、次のいずれかの問題があります。

  • R エンジンがない
  • ビジュアルの基になっている R スクリプトにエラーがある
  • R パッケージが存在しないか期限切れである

以下のセクションでは、発生した問題に対処するために実行できるトラブルシューティング手順について説明します。

R パッケージが存在しないか期限が切れている

R パッケージが存在しないか、古くなっていると、R を利用したカスタム ビジュアルをインストールするときにエラーが発生します。これは通常、次のいずれかの理由によるものです。

  • R のインストールと R パッケージの間に互換性がありません
  • ファイアウォール、ウイルス対策ソフトウェア、またはプロキシの設定により、R がインターネットに接続できません
  • インターネットの接続が遅いか、インターネット接続に問題があります

Power BI チームはこれらの問題の軽減に懸命に取り組んでおり、次の Power BI Desktop には、これらの問題に対処する更新プログラムが組み込まれる予定です。 それまでは、次の手順を使って問題を軽減できます。

  1. カスタム ビジュアルを削除してから、再インストールします。 これにより、R パッケージの再インストールが開始します。
  2. R のインストールが最新ではない場合は、R のインストールをアップグレードした後、前の手順のようにカスタム ビジュアルを削除して再インストールします。

    • サポートされている R のバージョンは、次の図のように、R を利用したカスタム ビジュアルの説明に表示されます。 > 注: 元の R のインストールを残しておき、Power BI Desktop とインストールした最新バージョンの関連付けのみを行うことができます。 [ファイル] > [オプションと設定] > [オプション] > [R スクリプト] の順に移動します。
  3. R コンソールを使って、R パッケージを手動でインストールします。 手順は次のとおりです。

    a. R を利用したビジュアルのインストール スクリプトをダウンロードし、そのファイルをローカル ドライブに保存します。

    b. R コンソールから、次の手順を実行します。

    > source(“C:/Users/david/Downloads/ScriptInstallPackagesForForecastWithWorkarounds.R”)    
    

    標準的な既定のインストール場所は次のとおりです。

    c:\Program Files\R\R-3.3.x\bin\x64\Rterm.exe (for CRAN-R)
    c:\Program Files\R\R-3.3.x\bin\x64\Rgui.exe (for CRAN-R)
    c:\Program Files\R\R-3.3.x\bin\R.exe (for CRAN-R)
    c:\Program Files\Microsoft\MRO-3.3.x\bin\R.exe (for MRO)
    c:\Program Files\Microsoft\MRO-3.3.x\bin\x64\Rgui.exe (for MRO)
    c:\Program Files\RStudio\bin\rstudio.exe (for RStudio)
    
  4. 前の手順でうまくいかない場合は、次のことを試してください。

    a. R Studio を使い、上の 3.b (R コンソールからのスクリプト行の実行) に記載されている手順に従います。

    b. 前の手順でうまくいかない場合は、R Studio[ツール] > [グローバル オプション] > [パッケージ] に移動し、[Use Internet Explorer library/proxy for HTTP] (HTTP に Internet Explorer のライブラリ/プロキシを使用する) チェック ボックスをオンにして、上の手順の 3.b を 繰り返します。

詳細

Power BI での R については、次の追加情報を参照してください。