2017 年 8 月リリースの Power BI Desktop 以降では、レポート用の What-if 変数を作成し、スライサーで変数を操作して、レポート内の異なるキー値を視覚化および定量化できます。

What-if パラメーターは、Power BI Desktop[モデリング] タブにあります。 ダイアログが表示されてパラメーターを構成できます。

What-if パラメーターの作成

What-if パラメーターを作成するには、Power BI Desktop[モデリング] タブで [What-If] ボタンを選びます。 次の図では、Discount percentage という名前のパラメーターを作成し、データ型を "10 進数" に設定しています。 "最小値" は 0、"最大値" は 0.50 (50%) です。 また、"増分" を 0.05 (5%) に設定してあります。 これはレポートで操作したときのパラメーターの調整量です。

注: 10 進数の場合、".50" だけではなく "0.50" のように先頭のゼロが必要です。 このようにしないと、値が妥当と見なされず、[OK] ボタンを選択できません。

使いやすいように、[このページにスライサーを追加する] チェック ボックスをオンにすると現在のレポート ページの What-if パラメーターにスライサーが自動的に追加されます。

What-if パラメーターを作成すると、パラメーターだけでなくメジャーも作成されて、What-if パラメーターの現在値を視覚化するために使うことができます。

What-if パラメーターを作成すると、パラメーターとメジャーの両方がモデルの一部になるということは重要であり、覚えておくと役に立ちます。 したがって、パラメーターとメジャーをレポート全体および他のレポート ページで使うことができます。 また、モデルに含まれるので、レポート ページから削除したスライサーを元に戻したい場合は、What-if パラメーターを [フィールド] リストからキャンバスにドラッグしてビジュアルをスライサーに変更するだけで、What-if パラメーターをレポートに簡単に戻すことができます。

What-if パラメーターの使用

What-if パラメーターを使う簡単な例を作成します。 前のセクションでは What-if パラメーターを作成しました。ここでは、スライダーで値を調整する新しいメジャーを作成することにより What-if パラメーターを使います。 そのためには、新しいメジャーを作成します。

新しいメジャーは、割引率を適用した合計売上金額を表示するだけの簡単なものです。 もちろん、複雑な興味深いメジャーを作成して、レポートの使用者が What-if パラメーターの変数を視覚化できるようにすることができます。 たとえば、販売員が販売目標や割合を達成したときの報酬を表示したり、より大きい割引への売上増加の影響を表示したりするレポートを作成できます。

数式バーにメジャーの式を入力し、Sales after Discount という名前にして、結果を表示します。

その後、OrderDate を軸にし、SalesAmount と作成した Sales after Discount メジャーを値にして、縦棒グラフ ビジュアルを作成します。

スライダーを動かすと、Sales after Discount の縦棒に割引後の売り上げ高が反映されるのがわかります。

これで完了です。 あらゆる種類の状況で What-if パラメーターを使って、レポートのユーザーがレポートのさまざまなシナリオと対話できるようにすることができます。