Power BI Gateway の概要ガイドにようこそ。 この短いチュートリアルでは、ゲートウェイの機能、そのしくみ、独自のゲートウェイを設置、構成、実行する方法について説明します。

ゲートウェイは題材としては専門的かもしれません。ネットワークと企業はそれぞれ異なるため、ゲートウェイは非常に複雑になることがあります。 複雑にならないように、基本から始めましょう。

Power BI Gateway のしくみ

ゲートウェイは、Power PI のようなクラウド サービスで後で利用するためにプライベートのオンプレミス ネットワークに置いたデータに簡単にアクセスするためのソフトウェアです。 門番のような存在であり、接続要求を待ち受け、ユーザーの要求が一定の条件を満たしたとき (そのユーザーにゲートウェイの利用が許可されている、など) にのみ、要求に応えます。 組織はオンプレミス ネットワークにデータベースやウェアハウスを置いても、そのデータの一部を安全に利用し、Power BI で強力なレポートやダッシュボードを作成できます。

ゲートウェイはまた、それを通過するあらゆるデータ、データ ソースへの接続に利用されるあらゆるパスワードを暗号化し、圧縮するので、アクセスとデータが安全になります。 ここまではわかりやすかったと思いますが、考慮しなければならない細かな点がたくさんあります。

自分だけのゲートウェイが必要になることもあります。たとえば、大きな Excel ブックが 1 つと SQL データベースが 3 つあるとします。そのデータベースには、長年の販売およびマーケティング データが蓄積されており、売上をあらゆる角度から表示する Power BI ダッシュボードを作成します。 あなたはレポートを作成する唯一の人間となります。それはあなたの Excel ブックであり、あなただけがデータベースを利用して Power BI レポートを作成します。 個人で利用するためだけにゲートウェイを必要とします。データ ソースを他人と共有するためではありません。

一方、さまざまなデータベースを持つ組織に所属することもあります。それらのデータベースには、Analysis Services、SAP、Oracle、IBM など、さまざまなベンダーやその他のさまざまなデータ ソースからデータが蓄積されており、たくさんの人間がそれにアクセスし、大量のレポートが作成されます。 その場合、あらゆるソースのアクセスを構成するためのゲートウェイが必要になります。ゲートウェイを構成したら、それを組織のさまざまなユーザーに共有する必要があります。 これはまったく別の種類のゲートウェイです。

幸い、Power BI には 2 つのゲートウェイがあります。いずれのシナリオにも最適です。 Power BI のその 2 つのゲートウェイ サービスは、次のとおりです。

  • Personal Gateway – 1 人のユーザーがソースに接続できます。他のユーザーと共有できません。 Power BI でのみ利用できます。
  • オンプレミス データ ゲートウェイ – 複数のユーザーが複数のオンプレミス データ ソースに接続できます。ゲートウェイを 1 つインストールすれば、Power BI、PowerApps、Flow、Azure Logic のすべてのアプリで利用できます。

いずれのゲートウェイも同じような機能を実行します。Power BI のようなクラウド ベースのサービスでデータを利用できるように、プライベートのオンプレミス ネットワークに置いているデータに簡単にアクセスできるようにします。 Personal Gateway は 1 人のユーザーが Power BI のみで利用できます。オンプレミス データ ゲートウェイは複数のユーザーがさまざまなサービスで利用できます。

ゲートウェイは 3 段階でインストールします。

  • ゲートウェイをインストールする
  • ゲートウェイにユーザーを追加する (ゲートウェイの利用を許可する)
  • データ ソースに接続する

さらに、ゲートウェイを使用すると、重要なその他の作業も実行できます。

  • その作業とは、オンプレミス データの更新です。Power BI レポートを新しいデータで更新できます。

データを更新すると、Power BI のダッシュボードとレポートが新しくなり、最新のデータが反映されます。 オンプレミス データを使用して作成したレポートを誰かが閲覧するとき、そのレポートがしばらく前に作成されたものでも最新の情報が表示されます。

最初の部分、ゲートウェイのインストールは簡単です。 ユーザーにゲートウェイ アクセスを許可する作業も簡単です。Power BI 内のダイアログで追加するだけです。 データ ソースに接続する作業は複雑になることがあります。データ ソースの数が多く、それぞれに独自の接続要件があり、また、微妙な違いがあるためです。 更新については別のガイドで扱い、この記事ではゲートウェイを中心に説明します。

それでは、簡単な部分から始めましょう。ゲートウェイのインストールです。

ゲートウェイをインストールする

ゲートウェイをインストールするには、Power BI サービスを開き (このリンクを利用して Power BI サービスをブラウザーで起動し、ログオンできます)、Power BI アカウントでログインします。 Power BI サービスで、右上隅にあるダウンロード アイコンを選択し (次の画像をご覧ください)、[データ ゲートウェイ] を選択します。

ダウンロード ページが表示されます。このページで、[Download gateway (ゲートウェイのダウンロード)] ボタンをクリックするとダウンロードが始まります。

この画面には、ゲートウェイの機能に関する簡単な説明があります。 また、重要な警告がいくつか表示されます。ゲートウェイはそれをインストールしたコンピューターで実際に実行されます。 そのコンピューターをオフにすると、ゲートウェイもオフになります (実行中でなければ機能しません)。 また、無線ネットワークを利用してコンピューターにインストールする行為は最善ではありません。優先ネットワークに接続されているコンピューターを利用してください。

準備ができたら、[次へ] を選択して設定を続行します。

ここでインストールするゲートウェイとして、オンプレミスのゲートウェイか Personal Gateway を選択します。 このガイドでは、オンプレミス ゲートウェイをインストールします。

この決定には、注意事項があります。

  • いずれのゲートウェイも 64 ビットの Windows オペレーティング システムを必要とします
  • ドメイン コントローラーにゲートウェイをインストールすることはできません
  • Personal Gateway をインストールする場合、同じコンピューターに他のゲートウェイをインストールすることはできません。
  • 同じコンピューターに複数のオンプレミス ゲートウェイをインストールすることは*できます*。また、複数のオンプレミス ゲートウェイを異なるコンピューターにインストールし、同じ Power BI ゲートウェイ管理インターフェイスからすべて管理できます。

[次へ] を選択すると、ゲートウェイ インストールが開始します。 インストール場所を指定する必要があります。通常、既定の場所が最も良い場所です。

インストール プロセスは速やかに進行し、ステータス バーで示されます。

ほぼ完了という段階で、ゲートウェイで使用するアカウントを確認する必要があります。 これは Power BI にログオンするアカウント (ユーザー名とパスワード) にする必要があります。ゲートウェイは Power BI アカウントに関連付けられます。Power BI サービス内からゲートウェイを構成します。

次の画像のようにサインインします。

サインインしたら、回復キーを作成する必要があります。 これについては別の記事で詳しく説明します。ここでは、ゲートウェイを回復または移動する必要があることを知っておいてください。

問題がなければ、ゲートウェイの準備ができたことを知らせるウィンドウが表示されます。

オンプレミス ゲートウェイのインストールはこれで完了です。 申し上げたとおり、実に簡単でした。 次の手順は、ユーザーの追加データ ソースの追加です。どちらを先に実行してもかまいません。最初の構成後、残りを追加できます。

次のセクションでは、ゲートウェイにユーザーを追加する方法について説明します。その後、ゲートウェイにデータ ソースを追加する方法について説明します。

ゲートウェイにユーザーを追加する

ゲートウェイがインストールされたので、Power BI サービスからゲートウェイを管理します。 ゲートウェイの管理画面に進むには、Power BI サービスの右上隅にある歯車アイコンを選択し、[ゲートウェイの管理] を選択します。

Power BI サービス キャンバス内にページが表示されます。このページでゲートウェイを管理できます。 [ゲートウェイ設定] ページは次のようになります。

[管理者] をタップまたはクリックすると、次のような管理者の管理ページ表示されます。 これはゲートウェイを*管理*できるユーザーです。ゲートウェイのユーザーは、異なるページを利用し、個々のデータ ソースから追加 (または削除) できます。これについては次からの段落で説明します。

データ ソースをインストールし、検証すると (データ ソースに接続できると)、次の画像のように、[ゲートウェイの管理] 画面の左側の関連ゲートウェイの下にそのデータ ソースが表示されます。 右のウィンドウには、[データ ソース設定][ユーザー] という 2 つのセクションがあり、切り替えることができます。 次の画面は [データ ソース設定] セクションのものです。

[ユーザー] を選択すると、テキスト ボックスが表示されます。選択したデータ ソースのアクセスを与えるユーザーを選択し、入力できます。 次の画面では、Maggie と Adam が追加されています。

テキスト ボックスにメール アドレスを入力し始めると、入力内容に一致するアドレスを持つユーザーの一覧が表示されます。名前をクリックすると、一覧に追加されます。

メール グループ (エイリアス) を追加すれば、個人と同様に、ユーザー グループにアクセスを許可できます。

[追加] を選択すると、追加したメンバーがボックスに表示されます。必要であれば、さらに追加できます。 ユーザーの削除も同じくらい簡単です。 名前の隣にあるチェックボックスにチェックマークを入れ、ボックスの下にある [削除] ボタンを選択します。

これで完了です。 アクセスを与えるデータ ソースごとにユーザーを追加する必要があります。 各データ ソースには、別個のユーザー リストがあります。データ ソースごとにユーザーを追加する必要があります。

次の手順: データ ソースの追加

もちろん、ゲートウェイを便利にするために、データ ソースを追加することがあります。 その場合、Power BI ゲートウェイがいくらか複雑になります。さまざまなデータ ソースが利用できますが、それぞれ独自の要件があります (また、多くの場合、独自のドライバーが必要になります)。

別の記事に移動する前に、データ ソースの追加方法を確認してください。 Power BI サービス[ゲートウェイの管理] ページで、データ ソースを追加するゲートウェイを選択し、ページの左上隅にある [データ ソースの追加] を選択します。ゲートウェイ リストのすぐ上にあります。

次の画像のように、[データ ソース設定] パネルが右のウィンドウに表示されます。 このウィンドウで、データ ソースに名前を付けたり ([データ ソース名] テキスト ボックスに入力)、[データ ソースの種類] ドロップダウン リストからその種類を選択したりできます。

これでゲートウェイがインストールされました。データ ソースを追加できます。 それは素晴らしいことです。 データ ソースの詳細、ゲートウェイの使用に関する詳細、役に立つ他の情報については、次のセクションのリソースをご覧ください。

参照

オンプレミス データ ゲートウェイ
Personal Gateway の使用
オンプレミス データ ゲートウェイの詳細
オンプレミス データ ゲートウェイのトラブルシューティング
他にわからないことがある場合は、 Power BI コミュニティを利用してください